【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




なんかプロデューサーみたいな発言になっちゃった。



「俊輔、宿題しなくていいの?明日、提出のプリントがあるんじゃないの?」



ずっとテレビばかり見ていた俊輔に声をかける。



2人の宿題を把握しておくのも姉の仕事だから。



これから嫌というほど宿題のある人生が続いていくから、今のうちにちゃんとやる習慣をつけなきゃね。



「だって分かんないんだもん」



そう言ってやろうとはしない。



「私が教えてあげるから一緒にやるよ。やらないと先生に怒られるからね」



ちょうどキッチンでの作業は終わったし。



リビングで俊輔の隣に座って彼のランドセルから宿題のプリントを出す。



ちなみに算数の宿題。