【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




「じゃあ私達はそろそろ帰るね。お母さん達の夕飯も作っておくからね」



「無理しなくていいのよ。この子達のお世話もあるんだから」



「大丈夫だよ。2人とも帰ってきたら夜遅いでしょ」



俊輔と美百合が寝静まったころに2人は帰ってくる。



「ママ、パパ、またね~」



「またね。お姉ちゃんの言うこと聞いていい子に過ごすのよ」



本当は2人に両親と別れさせたくはないんだけど。



きっとこの瞬間が1番悲しいから。



2人が帰ってくる夜にはもう寝てるから、会えるのは朝の一瞬。



私達が出かける前に2人は店に行ってしまうから。



その点ではこの子達に寂しい思いをさせてる。



いつか両親とこの子達とでゆっくり過ごせる時間がとれたらいいな。