【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




そんな寝顔をスマホで撮ってから起こす。



「...俊輔(しゅんすけ)美百合(みゆり)、朝だよ」



そう囁きながら頭を撫でると「うぅん...」と小さく声を出して目を開けた。



その様子がかわいくて思わず笑顔になってしまう。



「...お姉ちゃん.......?」



「2人ともおはよう。もう朝だから、起きれる?」



2人はまだ眠たいのか目をこすりながらゆっくりと起き上がった。



「「おはよう、お姉ちゃん」」



私のかわいい弟と妹のお目覚め。



「おはよう。洗面所で顔を洗ってから、朝ごはんを食べようね」



「「はーい」」



2人と手を繋いで洗面所へと向かう。



早い朝でもこの2人の姿を見られるだけで私は幸せだよ。



私にはこの2人を託されているし、2人を幸せにする権利がある。