【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




私もそのことを考えてくればよかった。



この撮影現場に制服のまま来るとか非常識だったかな。



「和菓子屋いろりから頼まれた差し入れをもって来たんですが、どこに置いておけばいいですか?」



「あぁ。差し入れならそこのテントの中に。たぶんスタッフがいると思うので声をかけていただければ大丈夫ですよ」



女性が指さしたテントは結構大きめなものだった。



あそこに行けばいいってことだよね。



「分かりました。お忙しいのにわざわざありがとうございました」



ペコリとお辞儀をして目的のテントへ。



こんな目立つ格好のままここに長居したくない。



持っている差し入れを落とさないように早足でテントへ向かった。