周りの視線が言葉が空気が怖かった。
けど、俊輔に寂しい思いをさせたくない一心で頑張ってた。
そのおかげで今は結構慣れた部分も多いけどね。
ただ1番申し訳ないと思うのは、美百合もそう見られるってこと。
私だけが白い目で見られるのは構わないけど、美百合達までそう見られるのは心苦しい。
話している言葉が分からなくても空気で感じることもあると思う。
周りの子達はお母さんが迎えに来てくれたりするわけだし。
ごめんね、美百合....。
そう思いながら繋いでいる手を強く握りしめた。
この小さな手を守りたい。
私にはまだ守れるだけの力はないかもしれないけど、どうにかして守るから。
2人が立派な大人になるまでは。