【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




好き勝手に言ってればいい。



確かに私はまだ高校生で周りのお母さんからしてみたらガキなんだろう。



未成年で社会人経験もない学生。



人生経験も浅くて分からないことだってたくさんある。



それでも分からないなりに私なりに一生懸命尽くしてきた。



お母さんにはなれない.....そんなこと分かってる。



だけど美百合達の面倒を見れるのは、育てていけるのは私しかいない。



こんな時期に幼い子を1人にしちゃいけない。



こんな年で孤独なんてものは感じさせちゃいけないんだ。



私はこの子達の未来をお母さんとお父さんに託されたんだから。



正直、俊輔を幼稚園に送り届けてる時の方がずっと辛かった。



当時、中学生だった私は今より子どもで周りからは白い目で見られた。