【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




しばらく電車に揺られて駅に到着。



美百合の幼稚園に行くとたくさんのお母さんが集まっていた。



今はお迎えの時間だからね。



幼稚園生の子達は楽しそうにボールで遊んでたり、砂場で遊んでる。



何も深く考えずに楽しく遊べるこの時期が1番楽しいのかもしれないな。



そんなことを頭の片隅で思いながら。



「先生、お世話になりました~」



「玉城さん、お迎えありがとうございます」



「美百合ちゃーん、お姉さんが迎えに来てくれたよ」



先生が教室の奥にいる美百合を呼んでくれた。



私を見つけると積み木で遊んでいた美百合は小走りでやってきた。



「お姉ちゃん!」



ぎゅっと抱きついてきた。



「迎えに来たよ、美百合」