【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~


<水上詩織>
「お母さん、お父さん、俊輔、美百合、ありがとう。今日無事にこの日を迎えられてホッとしています。

自分が結婚をする日が来るなんて正直、思ってもいませんでした。しかも芸能人の彼と。

私がここまで来ることができたのは間違いなく両親のおかげです。お店で忙しそうに私達子どものために一生懸命、働く姿は何より眩しくてカッコよく思っていました。

自慢の両親です。確かに小学生の時に俊輔と美百合という年の離れた弟と妹ができました。

そして誓いました。忙しい両親に代わってこの子達が大きくなるまで自分が守って育てていくと。

必ずこの子達の未来を守ると。慣れない子育てを中学生の時からしながらの生活は確かに、大変でした。

それでも2人がいたから毎日、楽しかったです。いつも家は賑やかで明るくて元気をもらっていました。

そんな2人が今こうやって立派に育ってくれて本当に嬉しいです。これから大変なこともあると思うけど、2人なら必ず乗り越えられると信じています。

困ったり、辛くなったらいつでも連絡してきていいからね。名字か変わろうと私が2人の姉であることは変わりないから。

家の状況を理解してからはたくさんのことを我慢し、諦めてきました。2人はまだ小さくて私は大きいからお金のかかることはしないと。

私のために使うくらいなら2人の未来のために使おうと。だけど、高校生の時に進路に迷っていました。

進学するか、就職するか。でも両親は昔に気づいてくれていて、ずっと想ってくれていました。

私が小さい頃やっていたバイオリンを忘れられずにいることを。私自身も諦めたつもりだったけれど、どこかでくすぶっていました。

そんな気持ちは両親には筒抜けで「親に遠慮なんかするな」と言われ、音楽大学進学のためのお金を貯めてくれていました。だからこそ今、夢を叶えることができました。

あの時、違う道に進んでいたら絶対に後悔していたと思います。2人が背中を押してくれたから、今の自分があります。

お父さん、お母さん、私を産んでくれてありがとう。玉城家の一員であることが何よりの誇りであり、自慢です。

私はこの家族が大好きです。これからは颯真さんと一緒に幸せな家庭を築いていきたいと思います。

水上詩織」