「これからも俺らは最高のチームメイトで仲間で親友だ。全員が違う道に進んだとしても、この絆は一生のものだって思ってるからな」
水上さんは泣くのをこらえているのか、体が震えていた。
「浩臣、ありがとう。俺だって4人のことバスケを一生懸命やってきた小学校時代のこと、忘れたことはないよ」
たぶんお互いが想いあっているが故、すれ違ってしまったのかな。
目に見えてはいないだけでずっと、本当は繋がっていたんだ。
切れていたと思っていた糸もずっと切れていなかったんだ。
「これ、俺らの今の電話番号が書いてあるから。いつかまた5人で集まれるといいな」
「ありがとう。また集まろうな」
「おぅ、それじゃあまたな」