【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




素晴らしい景色なのに、どこか心が晴れないのはさっきの出来事が心に残っているから。



なんでか分からないけど、すごく引っかかるんだ。



おせっかいなことだって分かってる。



でも、あんな別れ方をして後悔しないわけないと思う。



きっとあの2人の間には何かあったんだと思う。



ぶつかった男性は水上さんと話したがっているような感じに見えた。



それを無理やり水上さんがシャットダウンした感じだった。



「水上さん、おせっかいなことだって分かってます。だけど、聞いていいですか?」



「詩織ちゃんの純粋さには適わないね。きっとそう言うと思っていたよ。さっきの彼のことでしょ?」



「....そうです」