【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




「何言ってるの。そんなの当たり前じゃない」



「でも私が17歳だけど、お母さんとお父さんは若すぎない?前に私、計算したこともあるんだよ」



このことが最大の疑問だ。



どう考えても両親の年齢と私の年齢が合わない。



子どもがこの年齢なら普通に考えて若くても30代後半の年齢であるはず。



「....なるほどね。詩織が考えてることは分かったわ」



どうやら私の意図はお母さんに伝わったらしい。



両親から語られるであろうことを受けとめる。



今の私なら絶対に取り乱すことはないって分かるから。



「結論から言うと、詩織は間違いなく私達と血の繋がりがある子よ。私がお腹を痛めて産んだ子」



「...そうなの?だったらなんで....」