【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




3人の間には沈黙が訪れた。



気まずいのに自分から何かを発せられる空気ではないことは分かる。



「詩織、進路はどう考えてる?」



「私は4年生の国公立か、就職を考えてる」



「理由は?」



怒られているわけじゃないけど、怒られてる気分になる。



「私は勉強することが好きだし、早く大人になりたいから就職するのもいいかなって思ってるから」



「1番は家のことを想ってじゃないのか?」



「....え?」



核心をつかれたような気がした。



家のことを想ってる、それももちろん決め手の理由にある。



だけど2人に言えば反対される気がするから、言えなかった。



きっと2人は家のことより自分のことを優先しろと言うだろうから。