「ゆっくり、おやすみ」
薬を飲んで眠気がやってきんだろう。
美百合はすんなりと夢の世界へ飛び立った。
「...よし」
これでひと段落ついた。
まずはお母さんにこのことをLINEしておかないと。
子どもが風邪をひいてもお店を急に閉めたりすることはできない。
そんな時のために自由に動ける私がいる。
こんなに早く帰ることは普段ないから、何もすることがない。
朝、やれることはやってしまったし、夕ご飯を作り始めるのはまだ早い。
夕方になったら風邪の美百合を連れて俊輔を迎えに行かなきゃならない。
それで帰ってきたら夕ご飯を作ったりいつものようにすればいい。
とりあえず今は私も寝よう。
昼過ぎだから睡魔が襲ってきて勝てそうにない....。