「おねえちゃん....」
「美百合!大丈夫!?」
抱きしめた美百合の体はいつもより熱かった。
こんな小さい体でフラフラして、しんどいよね....。
頭を撫でてあげると少しだけ表情が和らいだ。
私の冷たい手が心地よいのかもしれない。
「測ったら微熱程度でした。たぶんクラスの子も数日前に風邪をひいていて、そこからうつったのかもしれません」
「そうですか。わざわざありがとうございます」
微熱程度なら、重大な病気とかじゃないかな。
本当に何が起こるか分からないから、怖い。
「お家でゆっくりと休んでくださいね。お大事に」
木口先生に見送られながら幼稚園を後にした。
美百合は歩くのも辛いだろうから、私がおんぶしてる。



