【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




そんな眠たい脳を奮い立たせて午前の授業を受けた。



何度か睡魔に負けそうになったけど、どうにか打ち勝った。



そして迎えたお昼休み。



自分で作ったお弁当を広げて静流と一緒にご飯を食べる。



静流は購買で人気のメロンパンを食べるらしい。



「相変わらず、詩織のお弁当はおいしそうね~」



「そうかな?静流も食べる?」



「えっ、いいの?」



静流は嬉しそうに私のお弁当の中身を見つめていた。



きっともらうものを選んでいるんだろう。



今日の静流のお昼ご飯は購買で買ってきたメロンパン1個。



細い見た目とは裏腹に静流はよく食べるからね。



たぶんパン1個じゃ足らないと思うから。