【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




大切な人は亡くなってしまって、聞きたくても聞けない。



ずっと負のループの中でもがいてた。



今日、水上さんが一歩でも進めたのならよかった。



水上さんが流した涙が大きな一歩を歩みだしたという証。



「君とは初めて会うね。挨拶が遅れました。水上颯真の父・水上卓人(みずかみたくと)です」



「は、初めまして。玉城詩織と申します!」



いきなりだったからドギマギしてしまった。



「そんなに緊張しなくて大丈夫だよ。颯真がここに来ることができたのは君のおかげなんだろう。俺からも礼を言うよ。ありがとう、詩織さん」



「頭を上げてください!私はそんな大したことはしてないですし、全ては水上さん自身が決めたことですから」



私が特に何かしたというわけじゃない。