「詩織ちゃん....」
「行きましょう、水上さん!ここで行かないと絶対に後悔しますよ!?」
お母さんはずっと待ってるはずだ。
水上さんが会いにきてくれることを。
「....ありがとう」
なぜか水上さんに連れられて私も行くことに。
亡くなったのは地元だけど、すぐお墓参りに行けるように東京にお墓を作ったらしい。
私が踏み入れていい場所なのかは分からないけれど、水上さんが行ってくれるのならよかった。
6年間ずっとお母さんは水上さんを待っていたはず。
お墓参りができるというのは幸せなことだと私は思う。
生きている人と亡くなった人が唯一繋がれる場所。