【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




ある1つの可能性が浮かんだ。



「水上さん、この写真に書かれている数字って....」



「あぁ、これは母さんの命日。そういえば、今日だったね....」



やっぱり!



今日が水上さんのお母さんの命日。



「今日だったって...。お墓参りに行かなくていいんですか!?」



こんな大切な日に私と過ごしてる場合じゃないよね!?



お母さんの命日なんて何にも代えられない大切な日でしょう?



「いいよ。俺は母さんが亡くなった時から一回も墓参りには行ってないから。母さんも俺に来てほしいとは思ってないだろうし」



その言葉に私の中で何かがキレた気がした。



こんなウジウジしてるの水上さんらしくないんだもん。