【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




「ごめんごめん。からかいすぎた。詩織ちゃんの反応がピュアすぎて」



20歳を超えている水上さんからしたら、高校生の私なんてお子様と変わりないのかな。



私自身が1番分かってる。



他の高校生の子と自分が全然違う生活をしてるってこと。



そして全然違う人生を歩んできて、これからも歩んでいくこと。



みんなみたいに恋愛したり、ゲームセンターで遊んだり、プリクラ撮ったりなんてしたことない。



割り切っているつもりだけど、心のどこかでは羨ましいと思っているんだと思う。



みんなで放課後遊んだりしているクラスメイトを見るとキラキラしていて眩しい。



「水上さんは恋愛経験豊富なんですか?」



「えっ?」