【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




こんな一般の手料理、美味しいと感じるかは分からないよね。



特別、作り方が違うわけでも隠し味があるわけでもない。



本当にただ普通のオムライス。



それでも美味しいと言ってくれるなら、何個でも作ってあげたいと思ってしまう。



「そうだ、水上さん。冷蔵庫にある野菜を使って簡単な料理を作ってしまったんだけど、よかったでしょうか?」



作り終えてしまった今、許可をとるのは遅い気がするけど....仕方ない。



だって思いつきで作ってしまったんだもん。



「本当に?助かるよ。ありがとね」



よかったぁ。



とりあえずは作ってよかったってことだよね。



このオムライスも美味しいと言ってくれたから、作り置きも食べられないほど不味くはないはず。