「....詩織ちゃん、確信犯でしょ?」
「そんなことないですよ」
否定してもきっと水上さんにはバレているだろう。
彼の優しさにつけこんだことに。
「それに私は....託されたんです」
「託された?」
「両親から2人のことを。この子達が大きくなるまで守り抜くと誓いました。10歳以上離れている姉として」
病院で誓った想いは生半可なものじゃない。
その誓いを嘘にしないために私はここまでやってきたし、これからもやっていく。
「.....詩織ちゃんにそこまで想われてる2人は幸せ者だね。だからあんなに幸せそうな表情をしているはずだ」
ふとリビングの方を見ると2人で楽しそうに遊んでいる。
バスケットボールやおままごとのセットをもって来たけど、結局2人で遊んじゃうんだよね。



