【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




「初めまして、水上颯真って言います。2人の名前も教えてくれるかな?」



「....玉城俊輔です」



俊輔はちゃんと挨拶できたけど、美百合は私の手をぎゅっと握ったまま。



これは人見知りが出ちゃってるなぁ。



「この子は妹の美百合です。人見知りなので、なかなか話せなくて....」



私が代わりに紹介した。



「全然いいよ。俊輔くん、美百合ちゃん、よろしくね」



こんな短時間で俊輔は水上さんに心を打ち解けかけてるらしい。



「よかったらみんなで俺の家に来ない?」



「....今からですか!?」



「うん。何か問題ある?」



「ありますよ!3人でお邪魔するなんて迷惑ですし、今からの時間からなんてご家族の方にも迷惑ですよ」



夕方からお邪魔するなんて悪いよ。