【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




大きな駅でもないので、少し混み合ってるかなくらい。



この駅の2つ先が大きな駅でそこでたくさん降りて、たくさん乗ってくる。



いつもと同じように電車に乗って場所を確保。



俊輔の降りる駅はこの駅から3つ先で美百合はその次。



私はここから10個先の駅で乗り換えて、乗り換えた線の3駅目が学校の最寄。



この線に乗っている時間の方が圧倒的に長い。



そう思いながら電車に揺られていると俊輔が降りる駅に到着。



「じゃあまた帰りに迎えに行くからね。学校、頑張っておいで」



「うん。お姉ちゃんも美百合もバイバイ!」



「ばいばい!」



美百合が元気に手を振っている横で控えめに小さく振る。



駅の目の前に学校があるから、俊輔は送りはいらないと言った。



私的には心配なんだけど俊輔がいらないと言ったならそれを受け入れる。