【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




「俊輔、今日は学校から一緒に帰ろうね。授業終わったら下駄箱で待ってるからね」



「うん!」



軽く俊輔を抱きしめてから教室を出た。



私のせいでいじめられたりしてないか心配だったけど、大丈夫そうだ。



こんなに楽しく過ごせているなら心配はいらないな。



気がかりだった部分も解消できてよかった。



私が色んなところに親代わりとして出席するたびに、クラスメイトから変な目で見られるのは俊輔や美百合だから。



行かなければ解決する問題だって分かってる。



だけど美百合と俊輔を1人にしたくないという私のわがままで出席してる。



自分のわがままで弟と妹に迷惑をかける最低な姉だよ。