「俊輔、今日は学校から一緒に帰ろうね。授業終わったら下駄箱で待ってるからね」
「うん!」
軽く俊輔を抱きしめてから教室を出た。
私のせいでいじめられたりしてないか心配だったけど、大丈夫そうだ。
こんなに楽しく過ごせているなら心配はいらないな。
気がかりだった部分も解消できてよかった。
私が色んなところに親代わりとして出席するたびに、クラスメイトから変な目で見られるのは俊輔や美百合だから。
行かなければ解決する問題だって分かってる。
だけど美百合と俊輔を1人にしたくないという私のわがままで出席してる。
自分のわがままで弟と妹に迷惑をかける最低な姉だよ。



