【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




ローファーを脱いで校舎に上がるとすぐにチェック表みたいなものが置いてあった。



そこには学校の先生らしき人が立っていてたぶんあの人が受付なんだろう。



用意されていた来客用のスリッパをはいて受付へ向かう。



「あの、すいません」



私がそう声をかけると、受付の先生はこちらを見た。



「はい、何かご用でしょうか?」



制服姿の私を見てびっくりしている様子。



授業参観に来る保護者とは微塵も思ってない感じだ。



どうして高校生がこんな小学校に迷い込んだのかとでも思ってそう。



「授業参観で来たんですけど、受付をしたいのですが....」



「あっ、そうなんですね。受付表はこちらになりますので、子どもの名前のところにチェックをつけてください」