【完】魔法がとける前に~私が出会ったのは国民的スター!?~




「詩織ちゃんもそうでしょ?」



「え...?」



「俺のファンじゃないの?」



電話で聞いてると距離が近い気がして感情が直接的に感じとれる。



「.....ファンです」



認めるのは恥ずかしいけれど、私は間違いなく水上さんのファンだ。



ドラマに出てたのを見たことがあって詳しい情報は静流に教えてもらった。



それから水上颯真という俳優を目で追うようになった。



知ってからは色んなドラマや映画で見るようになって、いつも彼のことを追いかけていた。



「ありがとう。直接伝えてくれて嬉しいよ」



「...もう言わないです!」



目の前に相手がいるわけじゃないのにすごく恥ずかしい。