「よしこれで完了」
終わったらしいので手を見ると何かの番号が書かれていた。
090から始まるこの番号は....携帯電話!?
「この番号って....!?」
「....俺の電話番号。気軽に連絡してよ」
私の手に書かれた番号は、あの水上颯真の電話番号....。
「.....いいんですか!?」
こんな庶民の私に教えてもいいの?
電話番号って大事な個人情報のはず。
「良くなきゃ教えないでしょ。でも他人には教えてないでね。一応、俺は芸能人だからね」
「も、もちろんです!」
この電話番号は絶対に死守するけど.....。
「じゃあもっちゃんが待ってるから俺はもう行くね。また連絡して」
そう言って水上さんは颯爽と去ってしまった。



