「へぇ....。みんないい顔してるね」
「そうですね。新しい家族が生まれた瞬間ですから」
玉城家に新たな家族が誕生する瞬間。
私は大きかったからこの時のことを鮮明に覚えてる。
でも俊輔はさすがに覚えてないかな....。
美百合が生まれた時、まだ俊輔は2歳だったからね。
「君は家族が好き?」
「はい!家族は何より大切です」
このことは胸を張って言える。
私は家族が大好きで命に代えても守りたいものだって。
「そっか。いい子だ....」
それだけ言ってあの水上さんに頭を撫でられた。
彼の手から伝わる温もりが全身に広がっていくのを感じた。
「え、水上さん....どうしたんですか?」
水上さんはどうして私の頭を急に撫でたりしたんだろう?



