【完】王子様と呼ばれる彼は中身も完璧に王子様だった件




「痛いでしょ?ってことは現実なのよ」



「そっか....」



頬がジンジンするけど、その痛みこそが現実だと教えてくれる。



「妃菜が努力した結果じゃない」



そう言われて涙が出そうになった。



これが努力が実った瞬間っていうのかな...。



しばらくそれぞれのテストをじっくりと眺めていた。



こんなに多く丸がついているテストはいつ以来だろう。



いつも平均点並みかそれ以下の時が多くあったから。



「赤点をとった生徒は夏休み補習だからな。ちゃんとサボらず来るように。クリアした者は夏休み楽しんでくれ。それじゃあ解散!」



途端に教室が騒がしくなる。



補習を免れた者、補習をうけることになった者、それぞれ。