【完】王子様と呼ばれる彼は中身も完璧に王子様だった件




これは決して勘違いとかじゃない。



確信をもっているわけじゃないけど、8割くらいの自信はある。



「どうしてそう思う?」



「だって普通なら、朱雀さんの第一側近である伊集院さんが彼を1人するわけないですもん。飲み物3本くらいなら女子でも普通に持てますし」



賢い伊集院さんらしくないことだと思った。



第一側近の彼が主人である朱雀さんを1人にしてまで、私と一緒に来るなんてありえない。



「なるほど。それで、お前と一緒に来た理由は?」



「これは私の想像に過ぎないですけど、朱雀さんと一緒にいる私に女子の妬みの標的になっていることに気づいているからじゃないですか?」



きっと彼は鋭くて賢い人だ。