【完】王子様と呼ばれる彼は中身も完璧に王子様だった件




部屋を出て2人で歩く。



隣を歩くのは気が引けたので、彼の少し後ろを歩いた。



「....なぜ後ろを歩いている?」



気づかれない程度の距離しか後ろにいないのに、気づかれていたみたい。



「すいません。気が引けてしまって....」



朱雀さんのそばにいるくせにって思うかもしれないけど、それとはまた違うんだよね。



伊集院さんといる時は朱雀さんといる時より緊張する。



「俺に気を遣う必要はない。翔和みたいに王子じゃないしな」



とはいっても、伊集院さんも学校内でかなりの有名人なんだよ。



だって朱雀さんの第一側近で、顔もカッコよくて背も高くて動作が綺麗で。



朱雀さんと同様に女の子からモテモテだと聞く。