【完】王子様と呼ばれる彼は中身も完璧に王子様だった件




「私、ちょっと飲み物を買ってきますね。お2人も何か飲まれますか?」



この教室は暑くて喉がカラカラだ。



ギャラリーの人の熱い視線のせいかな....。



まぁ私に向ける視線と2人向ける視線は全く違うんだけどね。



ここにいるのは100%女子だから。



「3人分、持つのは大変だろう。俺も行くよ。翔和はいつものでいいな?」



「うん。ありがとう」



「いつものことだろ。気にするな」



2人の空気感は、2人しか出せないもの。



「行くぞ」



「あっ、はい」



先に歩いた伊集院さんの後をついていく。



周りを取り囲んでいた女の子達は、王様が来たかのように彼が通る道を開けた。



なんと仰々しい...。