「....妃菜ちゃん?」
「どうした?そんなにキョロキョロして」
「いやだって....、視線を感じませんか?」
こんな痛いくらいの視線を。
私には眩しいくらいのこのキラキラ空間。
「ギャラリーはいるが気にするな。翔和のそばにいればこんなの日常茶飯事だ」
確かにそうなのかもしれない。
朱雀さんのそばにいたら、嫌でも目立ってしまうのは仕方ないんだよね。
そう自分に言い聞かせて私は素直に教えてもらうことにした。
「分かりました。じゃあ英語からお願いします」
「分かった。まず範囲を教えてくれる?」
「ここからここまでです」
それからは視線を気にしながらも、何とか集中して勉強した。



