「いや、無理です!こんな大っぴらに一緒に帰るなんて!」
放課後の校庭を王子様の隣で歩いていたら、それを見たお嬢様から殺される!
そんなことしたら私の命がいくらあっても足りないよ。
「どうして?」
「どうしてって....」
この王子様に私が思っていることを言っても、伝わらないことは分かっている。
だから、どうにか違う理由を探していると...思いついた。
「私、これから図書室に行って勉強するんです。遅くまでやるつもりなので、朱雀さんとは帰れません」
朱雀さんはきっと遅くまで残っていられないでしょ?
きっと家の人が心配するはずだもん。
遅くなったら執事さんとかがリムジンで迎えに来そうじゃない?



