【完】王子様と呼ばれる彼は中身も完璧に王子様だった件




「まぁいいわ。小さい頃はそのままよ。今の朱雀翔和がそのまんま小さくなった感じ。しっかりしてて、常に笑顔で気を遣って」



今のまま小さくすると....



駄目だ、どうしても身長を小さくしたバージョンの朱雀さんしかイメージできない。



「ただ大変だなって思ってたわ」



「大変?」



「小さい頃から、大人に囲まれて。笑顔で挨拶まわりして時には違う言語で話して。一瞬の隙すら見せない、完璧だった」



それが沙理ちゃんの言う息苦しい世界なのかな....。



小さい頃から自分よりずっと背の高い大人に囲まれて育つって、どんな気持ちだったんだろう。



彼に子どもだった時間ってあったのかな....。