「守りたい、か....。朱雀翔和っぽい答えのような気がするわね」
「どうしてそう思うの?」
私とは違う感想を抱いた沙理ちゃん。
「だってあの朱雀グループの1人息子で、後には上の座につくわけでしょ。お金持ちの世界以外も知らなきゃあのグループのトップには立てないんじゃない?」
きっと沙理ちゃんは知っているんだろう。
朱雀グループというブランドの大きさを。
大きいグループだということは私にも分かるけど、それ以上のことは何も知らない。
私とは世界が違いすぎて想像もつかない。
「朱雀グループって日本でトップなんだよね?」
「簡単に言えばそうね。日本の経済を握っているグループ。間違いなく日本を代表する家よね」
「沙理ちゃんは昔から、朱雀さんのことを知ってるんだよね?」



