【完】王子様と呼ばれる彼は中身も完璧に王子様だった件




「ったく、やっぱりドレスは嫌いだわ。早く着替えたい」



「沙理ちゃん、口調がいつものに戻ってるよ」



こういう場では沙理ちゃんは令嬢としてふるまっているらしい。



だからお嬢様らしい口調で話さないといけない。



私といる時は疲れるから普段の口調に戻るんだけどね。



それでも周りに人が溢れてるから危ないと思うんだけど。



「妃菜の前ではいいでしょ。パーティーとかって疲れるから本当に嫌いなのよ」



ずっと笑顔でいないといけないから、表情筋も痛くなるらしい。



つまり、普段の沙理ちゃんとは全てが正反対のことをして完成されるのが令嬢としての姿。



きっと常に意識してないといけないだろうから、大変だと思う。