【完】王子様と呼ばれる彼は中身も完璧に王子様だった件




いつも私が学校で話している沙理ちゃんとは違う。



三林家令嬢である三林沙理としての姿。



着慣れているからなのか、ドレスを着ても全く違和感がなく、圧倒的な美の輝きを放っている。



「ちょっと圧倒されちゃって....」



この華やかな煌びやかな世界に飲み込まれてしまいそう。



私自身の存在がちっぽけすぎて。



「まぁ妃菜からすれば未知の世界よね。でも、朱雀翔和と一緒になればこれは当たり前になるのよ?」



沙理ちゃんが言っていることはごもっとも。



翔和を好きになるということは、こういうことも覚悟の上だった。



だけど想像のはるか上だった、この世界のすごさは。



自分に圧倒的な自信がなければあれだけの存在感と輝きを放つことなんてできないはず。