【完】王子様と呼ばれる彼は中身も完璧に王子様だった件




「ありがとう、翔和....!」



泣いている海城さんの体は震えていた。



「姉さん、会えてよかった。自分の夢のために家を出ていった姉さんのこと、僕は誇りに思ってるよ」



どれだけ離れていても血の繋がった実の姉弟の絆は深い。



そんな簡単に切れるような関係じゃないんだよね。



姉弟って親友とは違う、特別な関係。



「翔和、また会ってくれる....?」



「もちろんだよ。だって僕達、世界で2人だけの姉弟でしょ?」



泣きながら笑っている海城さんと潤んだ瞳で笑っている翔和の表情はそっくりだ。



2人は離れていてもずっと心の奥底で繋がっていたんだ。



目に見えなくても繋がっている確かなもの。



それこそが絆だと思うんだ。