「私の方こそありがとう。あなたと話せてよかった。何かあったら渡した名刺の連絡先に電話してね」
「はい!本当にありがとうございました」
軽くお辞儀をして駅の方に歩き出そうとした時
「妃菜!」
聞き覚えのある声がした。
この声って....
「翔和?」
前を見ると制服姿の翔和が立っていた。
「どうしてここに....」
今日、ここに来るのは翔和は知らないはずなのに。
「妃菜の友達が教えてくれたんだよ。暗くなると危ないから送ってあげてほしいってね」
「沙理ちゃんが?」
っていうか、沙理ちゃん翔和にどうやって連絡したの?
連絡するならわざわざ翔和じゃなくてもよかったんじゃ....。



