「翔和は2番目に生まれた子ども。私と違ってある程度の自由がある未来が待っていたはずだった」



「翔和が後継者というプレッシャーを背負うことも、周りからな過度な期待をされることも、なかった」



後継者になるということは上からも下からも期待され、たくさんのプレッシャーがあるんだと思う。



ただ翔和が色んなものを背負っていることは私も知っているつもり。



「でも、今の翔和なら大丈夫ですよ。彼は覚悟ができています。大きな朱雀を背負うだけの力をつけようとしている最中ですから」



朱雀翔和は全てを背負う覚悟をもう決めている。



自分の手で守りたいものを守ろうとしている途中なんだ。



翔和が見据えているのはお金持ちだけではない。