「妃菜と出会って、色んなことを知れた。僕のわがままに付き合ってくれてありがとう」
そう言って過去一最高の王子様スマイルを見せてくれた。
....その時に胸が高鳴り、胸が苦しくなった。
あぁ、分かった。
今、はっきりと分かったよ、自分の気持ちが。
ようやく正直な自分の気持ちが理解できた。
私は....翔和のことが好きなんだって。
恋愛感情として翔和が好きなんだと自覚できた。
私はきっと翔和と一緒に過ごしていくうちで彼のことをいつの間にか好きになっていた。
「もうすぐ...終わるね」
そろそろ観覧車の時間が終わってしまう。
「そうですね....」
この楽しい時間も終わりを告げる時が来たんだ。
時間が経つのはあっという間だと感じてしまう。