【完】王子様と呼ばれる彼は中身も完璧に王子様だった件




「そんなことないですよ。祥悟も翔和のこと尊敬しているからこそ、ずっとそばにいるんだと思います」



「ありがとう。けど、僕はいつか祥悟すら手放さなきゃいけない時が来るのかもしれない」



「手放さなきゃいけない時....?」



大事な友を自ら手放さなきゃいけない時なんて本当にあるの?



「朱雀グループの頂点に立つというのはそういうことなんだ。大事なものすら手放さなければ、強くはいられない」



「そうしなければ本当に強くいられないんですか?」



「僕の上の人達が許さないんじゃないかな。上の人からすれば僕はまだまだ甘い。朱雀グループを背負ってきた人達はみんな色んなものを犠牲にして強くなったからね」



それが翔和の歩むべき道なのかな?



翔和が祥悟を切り離すことなんて想像できないもん。