【完】王子様と呼ばれる彼は中身も完璧に王子様だった件




「それ以来、行けてないんですか?」



「うん。あの時は僕も小さくてわがままだったから、親も許してくれたんだ」



小さくなかったら許してくれないのかな...。



朱雀翔和では観覧車に乗ることすら許されないと言うのだろうか。



「翔和の家は....厳しいですか?」



何とも馬鹿な質問をしてしまった。



厳しいに決まっているのに。



「厳しい...のかな。他の家を知らないし、ずっと育ってきたから分からないけど特殊ではあるのかもしれない」



当たり前だよね。



翔和はずっと朱雀翔和として朱雀家で育ってきたんだから。



「...そうですよね。変なことを聞いてしまってすいません」