「1週は15分ですので、楽しんでくださいね!」
観覧車に乗り込むとガチャリと扉を閉められ、密室空間になった。
そう考えると急に緊張してきた。
観覧車で2人きりっていうこの状況...。
何を話せばいいのかも分からない。
「妃菜、緊張してる?」
「...はい!?」
いきなり話しかけられたから、声が裏返ってしまった。
「緊張してるね。僕もだけど」
「翔和も緊張してるんですか?」
全然そんな風には見えない。
というか、翔和は緊張してても絶対、表には出さないタイプ。
それか繊細過ぎて私が気づかないだけ?
「十分、緊張してるよ。だって観覧車に女性と2人で乗ることは初めてだからね」



