「行こう?」
笑顔で手を差し伸べてくれる翔和は本物の王子様だと思う。
「はい!」
その手を取って私も歩き出す。
本物の王子様に求婚されて、手を取るお姫様はこんな気持ちなのかな。
なんてことを想像してみたり。
夏休みということで遊園地はいつもより賑わっていたけど、早く来たおかげですんなりと入場ゲートを通れた。
有名な遊園地だと夏休みに来たら、この入場ゲートを通るだけで1時間や2時間くらいかかることもあるからね。
それくらい人気ってことなんだけどね。
遊園地って夏に来ると水のアトラクションとかあって楽しいけど、入場できるまでの炎天下が辛いんだよね。
「行ってらっしゃーい!」
ゲートにいたお姉さんに見送られ、遊園地の中に入る。



