【完】王子様と呼ばれる彼は中身も完璧に王子様だった件




そうして目的の駅に到着。



時間を確認すると、集合時間を数分、過ぎていた。



急いで改札を出て出口を向かうと、翔和がいることがすぐに分かった。



なぜなら駅構内でも放っているキラキラオーラと圧倒的ルックスで壁にもたれかかっているから。



通りすがる女子達がみんな翔和のことをちらちら見ているし、どこからかため息のようなものも聞こえる。



私服だってシンプルで飾ってないけど、気品を感じられるのは翔和が着ているからなんだろう。



他の人が同じような服装をしても、気品なんて感じられるわけないもん。



「翔和!」



私が声をかけると翔和は気づいてくれた。



「妃菜、よかった。集合時間を過ぎても来ないから心配したよ」