【完】王子様と呼ばれる彼は中身も完璧に王子様だった件




「お嬢様はまだ高校生じゃないですか。お嬢様が私のもとを巣立つまではしっかりと役目を務めさせていただきますので」



三松さんからしたら私達、高校生はまだまだ子どもなのかな。



去年までは義務教育を受けていたわけだしね。



「子ども扱いもいい加減にしなさいよ!早くあんたのもとを巣立ってやるから」



ムキになって言い返すところはまだまだ子どもだよね、彼女も。



私なんかよりずっと沙理ちゃんは大人だけど、子どもの部分も垣間見える。



そこが彼女のかわいいところなんだけどね。



「その時を楽しみにしております」



そう言ってニコリとほほ笑んだ三松さん。



これで一件落着。



結局、大人な三松さんに沙理ちゃんが負けちゃうんだよね。