【完】王子様と呼ばれる彼は中身も完璧に王子様だった件




私としては見慣れている光景なんだけどね。



沙理ちゃんに怒られているのは、彼女の執事の三松浩二(さんまつこうじ)さん。



まだ27歳の若い執事さんで初めてのご主人様が沙理ちゃんだったそう。



5年前からずっと沙理ちゃんの執事をしているんだ。



私も何度かお会いしたことがある。



優しい方で良い人だから、何かと沙理ちゃんに怒られてる姿をよく見る。



それでも本当に沙理ちゃんのことを大切に想っていて、素敵な執事さんだ。



「沙理ちゃん、その辺にしときなよ。三松さんも悪気があったわけじゃないし」



「全くもう、妃菜は浩二に甘いんだから。一度くらいはびしっと言っておかないと駄目なのよ」



私が甘いというより、沙理ちゃんが厳しすぎるだけだと思うな....。