【完】王子様と呼ばれる彼は中身も完璧に王子様だった件




「だって妃菜、変わったもの。彼らと出会う前と今とでは」



「変わった?私が?」



「えぇ。前より明るくなったし、朱雀翔和といる時の妃菜はとても楽しそうに見えるわ」



「そんなに違う?沙理ちゃんといる時と翔和といる時と」



自分では全く分からない。



「あたしだから分かることかもしれないわね。でも、確実に違うわ」



沙理ちゃんが言うならそうなのかも。



私自身は変化したつもりはないんだけどね。



「そっか。自分じゃ分からないけどね」



「そういうものよ。自分の変化なんて」



ただ彼らと出会って全く知らなかったお金持ちの世界を知ることができた。



きっと一生無縁だったものと関わりが生まれた。